ブログ

高齢者向け運動指導のコツみたいなもの 〜私がやっていること〜

2月20日21日の事です。
JAFA 公益社団法人日本フィットネス協会主催の
高齢者運動指導エクセレンスセミナーで、講座を担当させていただきました。
テーマは【認知機能低下を予防するボール&新聞棒体操】です。

素晴らしい先生方と共に、担当させていただけた事は身に余る光栄です。
ありがとうございます。
2日間の講座を、私も受講生とともに受けさせて頂きました。
先生方の新しい情報をいただき、自分にインプットさせて頂きました。
その最後が、自分の担当する実技の講座で、アウトプットでした。

 

自分の担当講座では、
自分にできる事、自分の行なっている事を、等身大でお伝えしました。
受講生の方々は、興味を持って受講し、体験体感もしてくださいました。
この講座を担当させていただくにあたり、
深掘りしてみたり、見直してみたり、整理してみたりと、新鮮でした。

 

私の原点は、実際の教室での結果を含めた実践です。
いつも、いろんなことを考え、洞察しながら、クラスを実施しています。
例えば・・・
●参加者はどうなれば喜ばれるのか?
●参加者はどんな問題を解決したいのか?
●その為に何をしてほしいのか?
●その為に、何ができて、何ができないのか?
●本当にできないのか?
●できるアプローチはあるか?
●今すぐ、私は何ができるのか?

 

そんな事を考えて少しづつ試しては、積み重ねています。

 

今回は『新聞棒体操』が新しいチャレンジでした。
新聞棒は、作るところから始まります。

①新聞の枚数を数える
②新聞の内容を見る
③どっちの方向に巻くのか確認する
④棒の硬さ、柔らかさ、太さ、見た目を確認する
⑤テープを切って、貼る
⑥人数と棒の数は合っているか確認する

そんな、いろんな条件ややることがあります。
このような日常的なことを積み重ねることこそが、
より、日常を豊かで楽しくするのではないかと考えます。

 

先日の高齢者運動指導の現場では、
新聞棒を使い始めて3ヶ月くらいになりますが、
初めての行動、私にとっては嬉しいサプライズが起りました。

 

一緒に息を合わせて新聞を巻き!
テープを貼るのをお互いに助け合ったり!
何も言わないのに、いつの間にか皆さんで始めておられました。

ものすごく嬉しくて、微笑ましくて、
ついつい、写真をパチパチ撮らせて頂きました。

 

この街では、困ったときに、
「ちょっと助けて〜」って誰にでも言える街づくりを目指しておられます。
当たり前のことだけど、なかなかできない事だと思います。
自然にこんな助け合いができたら、
暮らしの中での助け合いに繋がると思うのです。
これからが、本当に楽しみです。

 

「新聞棒」というツールは、柔らかくお互いを繋ぐのにとても便利。
そして優しいと思います。
もう少し、試しながら新しいエクササイズを作っていきたいです。

皆さん、一緒にがんばろな〜♪

Hiromi